【 難易度 】★★★☆☆
【 ISBN 】4-89100-455-X
開発をやっていれば知らない人は居ないと思われるSteve McConnel大先生の本が第2版になって帰ってきました。購読対象者は全ての職業プログラマです。管理者にはこちらを強くお勧めします。
第1版が歴史的名著であることは間違いないですが、第2版の評価が4つ星になってしまったのは、内容がその分野の有名人の影響を受けすぎた事と、時代に流されすぎた記述が多いと思ったからです。いつの時代も変わらぬ価値のある内容のみで構成して欲しかったです。
本書はソフトウェアコンストラクションの重要性を事例を交えながら説明していきます。
一般にプロジェクトが大きくなればなるほど、設計に時間がかかるものです。第3章のタイトル「2回測って、1度で切る:上流工程の重要性」はそれを明確に示しています。要求定義、アーキティクチャを理解し、正しい作業をすれば素晴らしい物ができあがるのです。
別の章では、すぐにソースコードに手をつける人に優秀な人はいないと言い切ってます。反面、知識のないものがいくら長時間検討しても無駄だから、まず勉強せよともあります。私の会社では上流工程を理解しろと叫ぶだけの非技術系管理者が台頭しているのですが、そんな設計が出来ているつもりの管理者にも読んでいただきたいです。技術も管理と同じくらい重要なのです。
色々とお勧めしたい章があるこの本ですが、1版と比べて悪化したと思われる部分は、ソースコードが増えすぎだと思います。コードの書き方を知りたい方は沢山いるでしょうが、これは本書の範疇ではない気がしてきます。読めば当たり前の重要な事ばかりですが、逆にこれほど厚い本を手にとる人はこの程度なら十分理解していると言えるでしょう。
価格も高めですし、第1版を持っている人は買わなくてもよいかもしれません。逆に全く知らなかった人は一度は手にとってください。巻末の参考書籍の一覧を読むだけでも、面白いです。





最近のコメント